ピカチュウが可愛いんだ!
目次
会社の後輩に教えてもらったんです。
皆さんは御存知じゃないかもしれないが、私も一応は社会の歯車いや社畜として人生を謳歌している。
もしかしたら他の記事をご覧になって、様々なことをしているから「もしかしたら石油王かも・・・!」だったり「大企業の御曹司かも!」と期待に胸を抱かれていたら申し訳ない。普通の社会人である。しかも一般家庭の生まれである。というか百姓よりである。
さて、そんな社会の歯車ないしは社会の藻屑が所属する会社に新卒入社をした若造いや社会の青二才が入ってきた。彼は爽やかさを具現化したような、これから社会という泥水を啜らねばならないことが非常に惜しいと思えるような好青年だ。
彼と何やかんや仕事中に話すことがあり、「趣味は?」と聞いた。彼は少し悩む素振りを見せて言った。
「ポケモンカード集めですかね・・・」
ポケモンカード。私はポケモンを子供の頃にプレーしたことはあれど、カードにまで手を付けることはなかった。
ただ最近になってポケモンカードのレアカードに関してはフリマアプリやオークションサイト、更にはカードゲームショップで数万円、数十万円にまで価値が膨れ上がっていることは知っている。
「ポケモンが子供の頃から好きなんです。ゲームはもちろん、カードもやっていて。今でもポケモンセンターに通ったりしてますよ」
ポケモンセンター・・・ポケモンのグッズを取り扱う公式ショップのことで、東京や横浜、関西では大阪や京都にもあったりと全国各地に存在する。
「へぇ・・・そうなんだ」
正直、そこから話は展開しなかった。「好きな物事があるって良いよね」と大人の風格を見せつけただけであった。
しかし状況が変わった。それはまた別の日のことだ。「今度の休みで名古屋へ行くんだよね」と後輩に伝えたのだ。
「なんかおすすめスポットみたいのってある?」と続けざまに聞いた。私はある程度の予想をしていた。喫茶店、ナゴヤドーム、レゴランド、きしめん、ひつまぶしetc…当たり障りのないようなものばかりが出てくるだろうと思ったのだ。しかし、彼の口からは予想だにしなかった言葉が出てきた。
「なら、ポケモンセンターナゴヤとかどうですか?」
私はハテナマークを頭の上に掲げた。
ポケモンセンターに限定商品があるらしい
彼は言った。「名古屋の栄にポケモンセンターがあるんです。そことかどうですか?」
おいおい、社会の歯車いや出来損ないの潤滑油を舐めてもらっちゃああああ困る。私だってそろそろ20代後半男性の最終コーナー目前というところまで来ておる。そんな人間が何の理由もなしに「ポケモンセンター」を訪れることはできやせんよ・・・
という内容を含んだ言葉、「ポケモンセンター行ってどうすんの?」という風に聞き返した。
すると彼は言った。「店舗限定商品があるんですよ」
店舗限定商品・・・私はその言葉に興味を持っていかれた。
調べてみるとポケモンセンターは全国各地に展開されていて、それぞれの店舗で「限定商品」が展開されている。というのだ。
例として千葉県船橋市にある「ららぽーとTOKYO-BAY」にある「ポケモンセンタートウキョーベイ」では2024年にリニューアルオープン。それに伴い限定商品が展開されたというのだ。
レジャーを楽しむピカチュウというコンセプトの人形らしい。見た瞬間に「あざと!」と思ったのだ。しかし「可愛いな!」とも思った。
複雑な感情を抱いていた私に「名古屋の店舗でもぬいぐるみが売ってるそうですよ」と後輩は言った。
私はその言葉にある種の感情が動いた。それは20代後半に差し掛かって理解してきている。私の頭の中では、
限定と聞いちゃうと買わないと!
と思っていたのだ。単純単細胞生物である。
ということで、今回はポケモンセンターナゴヤで限定商品を買ってお土産として最適ですよ。という内容の記事をお送りしたい。
ポケモンセンターナゴヤへ行く
ということで、ナゴヤいや名古屋へ。

当日は8月上旬、もうすぐでお盆休みがやってこようか。そんな時期だった。
ポケモンセンターナゴヤは名古屋市営地下鉄名城線の矢場町駅近くにあるPARCOにある。
名古屋駅からだと東山線で栄、栄で名城線へ乗り換える方法が一番速い。かもしれない。PARCOがある通りは久屋大通と言い、三越に松坂屋と老舗百貨店が並んでいる地区でもある。
ということで矢場町駅の改札を出ると、

ご覧の通りに直結である。改札から1分もしないで入口が待ち受けているのが特徴だ。
名古屋のPARCOはとてもデカく東館、西館、南館と来て更にはmidiという別館も存在する。ポケモンセンターナゴヤはどこにあるのか?というと東館の2階である。先程ご紹介した地下鉄改札から直接東館へ入ることが出来るので迷うことは・・・まぁ・・・ないとは思う。
東館の上りエスカレーターに乗り込めばこんな感じ。あれま可愛いわ・・・

こちらもピカチュウが出迎えてくれる。

エスカレーターで2階に到着するとデデンッ!とポケモンセンターが出迎えてくれる。

そして、入口はこんな感じ。到着した時刻は朝の10時40分頃。中は夏休み期間で体力を持て余している子供たちで一杯だった。

中はえらい混雑
では早速中へ・・・すると、もうトンデモナイ混雑であった。

ポケモンカードコーナーやポケモンのぬいぐるみコーナーなど様々な商品が各コーナー毎に分かれているのだが、どのコーナーにも人・人・人。
夏休み期間ということもあって子供たちが一斉に押しかけてきたのだろう。また加えて外国人観光客の多さたるや。凄まじい人気、そして熱量である。
また当日はポケモンカードの新作が発売される時期でもあったようで、ポケモンカードのコーナーには様々な年齢層の人たちが集まっていた。
いやいや、ポケモンから離れてしまったがまだまだ人気の熱は高まるばかりだ。
ポケモンセンターナゴヤの限定商品が買いたい
今回はポケモンセンターナゴヤの限定商品を買いに来たわけだが、ウロチョロしていると雑貨コーナーの一角に「限定商品」が集められていた。その中には以下のような商品が並べられていた。
ポケモンセンターナゴヤでは2025年8月現在でピカチュウが名古屋めしを抱えているキーチェーン付きぬいぐるみやセレビィのぬいぐるみが陳列されていた。
ピカチュウはそれぞれ1650円也。セレビィは2640円。ぬいぐるみと思うとまぁ安いような気もしなくもない。
また名古屋城の金のシャチホコを模した「金のコイキング像」も陳列されていた。
まだまだ商品はあるのでぜひ以下の記事を通して探してみてほしい。
ちなみにコメダ珈琲のコラボについてはスタッフさんによると、2025年8月現在でポケモンセンターナゴヤでの在庫はないそうだ。
悩む
棚の前で私は考えあぐねていた。ピカチュウの3種類を全て買うべきなのだろうか・・・?というところだった。
ただ一点、私を悩ませるポイントがあった。
それは、ピカチュウの商品に関して言えばネットで購入することが出来ない店舗限定商品となっていることだった。
セレビィはネットでも購入可能となっている。コイキング像は?と思うだろうが、まぁ、選択肢には浮上していない。

この店舗限定商品というところが引っかかる。別にまた名古屋に来ることがあるだろうから1個だけ買えばいいや!と思いたいところだが、妙に収集癖がある自分だ。そこを許容できず「買えばよかったなぁ・・・」と思いそうだ。
しかし、3つ買うと5000円近い4950円となる。なんかポンっと出せるような値段でもないような気がした。というか5000円だぞ!ぬいぐるみは可愛いが値段は可愛くない!
ああぁぁ・・・天井を見上げ、懐の寒い自分を恨む。
妥協した。
私はあんかけスパゲッティと小倉トーストを抱えるピカチュウそれぞれ買うことに決めた。天むすは今回買うことを控えた。理由としては「ぱっと見、おにぎりを抱えているだけじゃね・・・?」というところだ。ポケモンの商売に引っかからんぞ!と強く反発し、2つを抱えてレジへ向かった。
店員さんに言いくるめられる
レジはこれまた大混雑。15分ほど待っただろうか。「次の方どうぞ!」と元気のある女性スタッフさんが私をレジに呼ぶ。
レジにピカチュウ2体並べると「今日は観光ですか?」と聞かれた。
「そうなんです。昨日来て、今日帰るんです」
「ポケモンお好きなんですか?」
「普段はあまりやらないんですけど、限定商品があるって言うので来ちゃいました、へへっ」
ポケモンセンターのスタッフさん、すげぇスタバの店員さんみたいにフレンドリーに話しかけてくるじゃあないか。いや、しかし別に自分も嫌ではない。普通に話すのだ。
しかし、女性スタッフさんの顔が一瞬困惑の顔になった。
「これ2種類だけですね。もう1種類ありますが・・・」
まずい・・・お高いので2つだけで。なんて言えない。ここは心苦しいが・・・嘘をつかせてもらう。
「あっそうなんですね!2つしか目に入ってなかったんですよ!」
AHAHAHAHAHAと笑うと女性スタッフさんはにこやかに、
「ではもう1つお持ちしますよ!」
うーん?
なんでそんなに親切なんだーい?
顔が引き攣ってしまいそうになる。しかし、女性スタッフさんの親切心をポケモンセンターの床に落として、踏みにじるようなことをしたくはない・・・
「いやでも、お店も混雑してますし・・・」
「大丈夫ですよ!すぐお持ちします!」
・・・・・・
「あ、じゃあ、お願いします・・・」
店員さんの圧に負けたというよりも私の心の弱さが露呈した瞬間だった。ということで、3つ買った。
ポケモンの技でクレジットカードの支払いを遅らせるような技はないか調べたが、どうやら存在しないようだ。
鑑賞する
買ったピカチュウを鑑賞しよう。まずは小倉トーストを抱えるピカチュウ。

あざと!舌ペロって、あざと!港区女子もびっくりだわ!
続いてあんかけスパゲッティを抱えるピカチュウ。

なんだその純粋無垢な笑顔!いい加減にしろ!
最後に店員さんの優しさに押し込まれて購入した天むすを抱えるピカチュウ。

目を輝かせている・・・いっぱい食いなさい・・・
それで3体を並ばせるとこんな感じ。

ネット上では購入できないため3つで6000円という値段で発売している店も。しかし、並べてみると可愛いもんでね・・・ポケモンの商売っ気にまんまと引っかかっとんなぁ・・・
さて、今回はポケモンセンターナゴヤの限定商品である。まだまだこれは序の口である。福岡・博多にあるポケモンセンターでは以下のような商品が発売中らしい。
はぁあああ・・・また行かねばならない場所が増えちまったなぁ・・・