秋田に「スタジアム」は必要なのか、実際に試合を見て考えてぇ

秋田に「スタジアム」は必要なのか、実際に試合を見て考えてぇ

2025年9月12日

試合開始1時間前の秋田駅から

8月23日土曜日。秋田駅前から。当日は30度を少し超えるという天気。ジメジメとした空気が広がっていた。ではここからスタジアムへ向かうことにしよう。

土曜日の秋田駅。秋田の夏休みは早く終わるので最後の週末だったのかなぁ

この日の試合はブラウブリッツ秋田vsFC今治のカード。FC今治は愛媛県今治市をホームとするチームだ。四国から東北地方、アクセスのしづらい秋田県に今治のサポーターはやってくるのだろうか?気になるところである。

【公式】FC今治オフィシャルサイト。試合速報、スケジュール、チケット情報、イベント、ファンクラブ、グッズ、選手・チームの最新情報など、FC今治に関するあらゆる情…
www.fcimabari.com

秋田駅前からホームとなるソユースタジアムは距離にして3.5kmほど。時間にしてGoogleマップによれば45分以上も掛かってしまう。なのでブラウブリッツ秋田が公開しているスタジアムまでのアクセス方法には「徒歩」という項目がない。

なのだが、まぁ別に4kmぐらい歩けるっしょ!と何も深く考えないで徒歩で向かうことにした。というかしてしまった。なので、ここからは徒歩で向かってえらい遠かったぜ?という内容でお送りしていきたい。

まず秋田駅前の通り。ここにはアーケードが掛かっていて雨の日でも傘は不要だ。

人少ねぇ!と思ったそこのあなた!これでも多いんだぜ・・・キラーン

土曜日の17時、人が出歩くにはもってこいの時間だ。それでもご覧の状況。まぁみんな郊外のお店に行ってしまうので少ないのはもうしょうがないというレベルになっている。

駅前の通りを抜けると近くには千秋公園という公園があり。7月8月には蓮の花が咲いていて、遊歩道が整備され鑑賞することができる。

すんげぇ咲いてる
こんなに蓮の花が咲くとは・・・

近くにはドーミーインやリッチモンドホテルなどホテルチェーンが並んでいるエリアとなっているので、秋田へ遠征することを考えているならここらへんに拠点を構えるのもよろしいかもしれない。

ドーミーインがあったらそこは観光地や

千秋公園の近くには「あきた芸術劇場ミルハス」というホールがあったり、

ババヘラアイスのパラソルもそこにある

閉業しているけど、整備され続けている。という不思議な百貨店「木内百貨店(木内デパート)」もあったりするので、徒歩で向かう際には少し興味をもってみるのも良いかと思われる。

2020年から臨時休業しているけど人の気配がするらしい秋田の三越と呼ばれた「木内百貨店/木内デパート」
Youtubeでも動画を投稿しています!ぜひ御覧くださいまし! https://youtu.be/Y-YVYpLXzDM TwitterないしXで惰眠を貪ってい…
tetsu-dakawa.com

徒歩で10分ほどが経過すると秋田市内の中でも有数のビジネスエリア・歓楽街へ突入する。

秋田市で唯一の歓楽街・川反がここらへんにある。自分は行ったことがないがキャバクラやいわゆる大人のお店的なものが集まっているエリアだ。

4車線もあるから大都市だと幼少期は思っていたんですぜ
横断禁止なのに横断する人をたまたま捉えました

ちなみに2020年に公開された秋田市出身の佐藤快磨監督による映画「泣く子はいねぇが」では俳優の吉岡里帆さんが川反で働くキャバ嬢役をやっている。本当にちなみにの情報である。

泣く子はいねぇがの作品情報。上映スケジュール、キャスト、あらすじ、映画レビュー、予告動画。「ガンバレとかうるせぇ」「歩けない僕らは」などの短編で高い評価を受けて…
eiga.com

さて、このエリアは車線も複数あったりと交通量は激しいところではあるのだが、

歩いているのは自分だけ。

これからサッカーが開催される地域とは思えないほど人が歩いていない。これはまぁ・・・秋田駅前から徒歩で行くほうがおかしいんだろう。

ただ、ユニフォームを着た人がいたりしても良いような気がしたのだが・・・まぁ現地サポーターは車でダイレクトアクセスするだろうから致し方ない。またFC今治サポーターの人も空港からアクセスやスタジアム近くまでもう行っているだろうから人はいないのだろう。ということにしておく。

今回は徒歩で行ってしまったが、バスを利用すれば10分程度でスタジアムへ行くことが可能だ。

バスの本数に関しては十分だと思うが、様々な路線系統があるようで可能ならスタジアム経由といった表記がなされたなら初めての人でもわかりやすいのではないだろうか?と徒歩で行ってしまった人間が思うのであった。

スタジアム到着

スタジアムに到着。時刻は18時02分である。そう。試合が始まっちゃっているのである。

入口前は立派である

いやぁ・・・20分ぐらいで着くと思っていたんですけどねぇ・・・舐めていたと言わざるをえません。東京駅から4kmというと中央線だと信濃町駅、国立競技場近くまでの距離だ。そりゃあ長いわ。

スタジアムの入口近く。遠くからは手拍子やドラムの音、そして煽る音楽。国立競技場や日産スタジアムといった有名なスタジアムでサッカーを何度か見てきた。その度にワクワク感が募っていた。

子供の頃はなまはげが怖くてねぇ

しかし、ここ秋田でも感じた。いや感じてしまった。これからサッカー、フットボールを見るんだぞ!という体が浮つくようなあの感覚。

何も無いと捨て去っていった秋田にもあることが妙に嬉しく思えた。

さて、今回写真には収めていないがスタジアムに到着すると多くのキッチンカーが立ち並んでいたのが印象的だった。

株式会社Mellowのプレスリリース(2025年3月13日 19時25分)ブラウブリッツ秋田、キッチンカープラットフォーム連携による新スタジアムグルメ事業「ブラ…
prtimes.jp

スタジアムグルメ事業が積極的に展開されているようで、これからも様々なバリエーションが増えていくと思われる。

ぜひ皆さんは遅刻をせずにゆっくりとスタジアム付近で楽しんで欲しい。みんな、徒歩はやめようね!

試合を見る

今回購入したチケットは「バックスタンド自由席」お値段は2800円也。メインスタンドから真反対に入口があるそうで、そちらへ向かう。

2800円、Jリーグを観るうえでは安い部類だとは思います

スタジアムに入る際には手荷物検査が実施される試合もあるが、この試合では行われていなかった。JリーグチケットのQRコードにも対応している。

いよいよスタジアムへ。試合がすでに始まっていて、タイミングとしては秋田が今治ゴールに攻めようか。というところだった。

階段を上がって見えた景色がこれである。

階段を上がって見えてきた光景に「おおおおぉスタジアムや!」と興奮する。加えて意外とお客さんが入っているように感じたのだ。

人がいねぇ!人口減少!という言葉が踊っている秋田でこんなに人があつまるようなイベントが竿燈まつり以外にあるとは思わなんだ・・・!完全に秋田のことを舐めている。いや、そう思ってきて生きてきたので良い意味で裏切ってくれた。

試合を見て感じたことを連ねる・・・ぜ!

ということで試合内容についてはJリーグを配信するDAZNのハイライトをご覧になっていただくとして、ここからはスタジアムで観戦したことについての感想を連ねていきたい。

座席

まず座席についてだ。座席は前述の通り自由席。長椅子が設置されていて、そこに座席番号のシールがペタリと貼り付けられていて。という仕組みだ。

き ブロックって「あかさたな」表記なのかなぁ

この座席、長い時間座っているとお尻がブレイクし始めて痛みを伴う。可能であれば座席それぞれが座りやすい構造であれば嬉しいかな・・・と思う。というか高い金払って良い席で見ろよというツッコミは受け付けない。正論は私に悪影響を及ぼす。

自分がスタンドに到着した際にはバックスタンドの座席は殆ど埋まっていた。これがまず最初の驚きである。映像で何度か試合を見ていても「お客さん少ないねぇ・・・」と思っていたから尚更である。

バックスタンドに関しては好きな所で着席して試合を見ることができるメリットはある。が、デメリットとしてそれぞれ間隔を空けたがるので、会場内にいると思ったより人がいるように見えても、映像で見るとその間隔がガラガラに見えるという映像トリックを起こしてしまっている。

これをどうにか解消できれば映像で人は来ているよ!とアピールできそうだが、難しいだろう。

各スタンド

バックスタンドからだとメインスタンドが向こうに見える。高さがかなりあり、最上部だとピッチを俯瞰で見れそうだなぁと思ったのと、

みんな安い席でみたいよね・・・

一番お値段が高い席になるSS指定席や次いで高いS指定席に人がいないなぁ・・・というところが気になる。これはまぁ・・・他のJリーグの試合でも見受けられる現象で別段ブラウブリッツ秋田の問題ではない。ただ、もっと高い座席に人が集まるような状況を作り出したいよなぁ。と思うのだ。

ブラウブリッツ秋田・公式サイトより引用

またゴール裏の自由席はバックスタンドから延長線上になるような人の配置になっていた。ゴール真裏に位置する場所には陣取らないのかぁ。という発見があった。

殆どの人がコーナー付近の場所に。

ピッチとの距離

サッカーはできれば眼の前で試合を見たいものである。ソユースタジアムには陸上トラックがあり、陸上トラックがあるスタジアムでは観る人・プレーヤーとの距離が遠くなり試合への没入感は下がってしまう傾向にある。

試合中の画像。これが遠いと思うかは人それぞれ

ただこれに関しては、ソユースタジアムに関しては、正直そこまで遠くはないかな・見づらくはないかな・・・というところだ。

ピッチに対して座席に高さがあるので、ボールやプレーヤーを認識するのは苦ではなかった。

ただ反対側にボールがいってしまうとライン際でのプレーが見づらくなり、また誰が誰何だかサッパリわかんねぇよ状態に陥ってしまう。これは陸上トラックのあるスタジアム共通の問題でソユースタジアムどうのこうので出来る問題ではないので、これまた致し方ない。

大型ビジョン

メインスタンドから見て左手、バックスタンドから見て右手には大型ビジョンが設置されている。

FC今治サポーターもいた。よく来たねぇ・・・

この大型ビジョンには試合時間や点数などが表示されているのだが、有名クラブがしのぎを削るJ1には無いような取り組みがあって、工夫してんなぁと感心した。

各チームがどのような方法で得点をしているのかパーセンテージで表示しているところ。ビジョンには「セットプレーから」といったものから「30m未満のパスから」と普段Jリーグとか海外サッカー見てても中々に触れられない情報が満載。

こういう情報があれば、相手チームはパス重視なんだな・・・とかセットプレーでギミック効かせてくるのかな・・・というようなサッカーを観るうえでの話題を提供できているのでは無いだろうか。

やってくるお客さんはみんなサッカーを完璧に理解・把握しているわけではないだろうから、こういう情報はじゃんじゃん流したほうが理解もしやすいはずだ。ぜひ続けていただきたいものだ。

といっても、もしかしたら他のスタジアム・チームでもやっているのかもしれない。悪しからずで願いたい。

ハーフタイム

ハーフタイムに突入し、飲み物を欲した。時刻は18時50分ほど。

ハーフタイムに旗を撮る。旗を撮る人を訝しむ人々。

せっかくなのでキッチンカーで買うか!と思うが、飲み物を発売してるような表記が見当たならい。あれま・・・どうしたものか・・・と思っていると人の流れがどんどんとスタジアムの外へ向かっていることに気づく。

うん?どこ行くんだい?ってなるよね

そしてその流れが気になり追いかけていくと、

おっ!?って思うよね

自動販売機が設置されていた。

ソユースタジアムのバックスタンド側は出入り口近く直ぐが住宅街となっていて、仕切りがあるわけではない。なので、スタジアム敷地の出入りには制限がない。ただ、

これはもったいないんじゃねぇかな・・・?

と思わざるを得なかった。キッチンカーで見込める売上が減ってしまう要因になりゃせんかな。と老婆親切な感情を抱いた。

スタジアム内に自動販売機が無いので尚更に人が集まる。設置しているのも外部の業者だろう。これは業者を褒めるべきなのだろうか。商売上手である。

というか、学生時代にこの色の自販機よく見たわ!と懐かしさすらあった。

買わないという選択肢はなかったんです・・・

ということで、自分も購入した。キリンラブズスポーツお値段はなんと100円也。100円だったら買うよね・・・と思う。

多分、Jリーグが開催されるスタジアムで一番安く飲み物を手に入れる方法かもしれない。

しかし、こういう所をしっかりと見つめていかないと見込める利益も得られない。難しいところだ。

トイレ

可能なら即急に修正した方がいい項目だ。

トイレの設備は如何にも平成初期感のある空間で、あまり清潔感があるような感じではない。またそこまでトイレの数があるわけでもない。バックスタンドでそういう状況なので、メインスタンドもまた同様かもしれない。Jリーグから指摘されるのもわかるところだ。

また女子・男子トイレと全てが同じゾーン、更には出入り口すぐのところにあるためハーフタイム・試合終了とでスタジアム内の通路が混雑する原因となっていた。

ということで、これからどうするよ?って話

試合はFC今治が逆転で勝利。試合内容についてはハイライトで御覧願いたい。

さて、ここからは秋田にスタジアムはあったほうが良いのか、どうか。というところだ。

・・・・・・・わかりません。

いやいや、考えてぇって言ってんだろうが!

結論を出せや!この独身寂しさ20代後半ヤロウが!』

ちょ、ちょっと落ち着いてくださいな!ブチギレのお言葉を浴びせられてしまうだろうが、これが正直な感想なんですわ・・・!

スタジアムが「あるべき」だとは思います

サッカーを普段から見る側の視点で言えば「新設の方が」よろしい。とは思う。特に「球技専用スタジアム」としての開業にこだわるべきだ。

試合を見ていて、やはり陸上トラックがあるというのは迫力に欠けてしまう。

試合を見ていて、ゴール前がどうなってんだ?となったのも事実

試合の内容抜きに眼の前でプロが広げるサッカーを観るというのは面白いものだ。例として柏レイソルのスタジアムではピッチから一番遠いところでも選手の声や集中すればスパイクが芝を噛んだ瞬間まで聞こえてきそうなほどに距離感が近い。そのため、試合観戦の満足度は必然と高いものになる。

試合内容が期待以下でも会場の設備が良いものであれば普段から応援するサポーターだけでなく、興味がない層を引っ張り出せるのではないだろうか・・・というのが個人的な考え。

普段からスポーツに触れていない人たちとどう向き合うべきか

では、サッカーどころかスポーツに興味がない人の視点に立つとどうだろうか?

「改修」というのが現実的だろう。また今後数年の成績によっては「何もしないほうが」よろしい場合も十分考えるべきだ。下手したら現状の成績では何もしない方が良いと判断される可能性は高い。

この記事を作るうえで、秋田だけでなく全国各地のスタジアム問題について触れてみた。新設・改修に疑念のある人の意見を中心に見ていくと、共通点があるように思えた。それは、スタジアムの設備を良くするメリットがクラブやサポーターぐらいにしか影響がなく、興味のない人々からすれば無意味に税金が使われると感じられ、その抵抗感ばかり募っているように見える。確かにその通りだとは思う。

秋田県の高齢者率は40%を超え、自分のように10代の時点で県外へ飛び出す人・若者が多い。そのような状況下だと当然県の税収入は減少し、インフラ整備や高齢者に対する待遇も考える必要がある。なのに、そこに不必要と思われる「スタジアム」に金を掛けるなんて・・・ありえない!と受け止められても致し方ない。

秋田県は、少子高齢化が進行し、「国に見捨てられた」といわれる。出生率は29年連続で全国最低、2050年には2人に1人が高齢者になる見込みだ。なぜ秋田は「超高齢化…
gendai.media

スタジアムが出来た・キレイになったと言って「市民・県民に何の影響があるのか?」という疑問は必然的に生まれる。ではスタジアム新設・改修による疑問をクラブが解消できているか?というと、現在の状況では出来ていないとしか言えない。

私達はJリーグの最高峰に行きたいのでスタジアムが欲しい。だから税金を使わせてください。という短絡的な流れに見えてしまい、そこに納得なんて感情は差し込まれない。反感は当たり前のように持たれる。

事実、チームの成績も2025年9月段階ではJ2のボトムハーフ・下位に位置している。J3降格圏も背に近づいている。人気チームであれば改修・新設という文字がチラつくだろうが、必要なのかどうか?という判断に於いて、求める立場の者として現在の状況は納得いくものではない。

また加えて、自治体との連携があまり上手くできていないのではないか?という疑問もある。更にそこまで県・市全体がブラウブリッツ秋田に対して強い熱量を持って接していないところも、今回のスタジアム問題の要因な気がする。

というか、県と市自体がスポーツ観戦のメリットを感じてねぇんじゃねぇの?とさえ思った。まぁこれは個人的考えなんだけども。

試合を観戦しようと駅前から歩いて行ったわけだが、街としてチームを応援している空気があったか?というとそこまで感じ取れなかった。

西武百貨店にはノーザンハピネッツの看板が貼ってあるが・・・

どちらかといえば同じ秋田を本拠地とするバスケのノーザンハピネッツが多い印象だ。

また様々な情報を見るうえで自治体とクラブの連携がうまくいっていない所を見ると、「県全体での盛り上げにクラブも市も県も失敗している感」がある。

市と県はそれぞれお金の問題もあるし、下手に問題が加熱することを恐れている。またクラブはスタジアムがあるべきだというスタンスを崩せずに、興味のない人たちに不信感を与えてしまっているのではないだろうか。

でもブラウブリッツ秋田の現在を捨てるのももったいねぇ・・・!

ただ、ただですよ。秋田には何もないと断言する自分が今回観戦して思ったのが、

何も無い秋田に「何かを生み出せる」空気がある

と思ったんですよ。ええ、カッコつけましたよぉ?

自分が東京で働いてまず感じたのが「生活にスポーツ観戦が入り込んでいる」というところだ。明日、プロ野球観に行くとか、Jリーグを観に行ってきて、とか。カルチャーショックだった。

秋田で生活している上でスポーツ観戦というのは遠い存在であり、高校野球で秋田代表がどうなっているか?ぐらいで、スポーツを現地で観るという考えは頭の中に全く無かったのだ。

また今回、帰省して実家の母に「サッカー観に行ってくる」と伝えれば「サッカー観に行くの?」とナイトクラブ行くの?的な驚きを持って受け入れられた。それだけ秋田には未だスポーツ観戦の文化が入り込めていない乏しい現状がある。

ただ、逆に考えれば醸成できるチャンスだ。娯楽が少なく、娯楽と呼べるのはパチンコ・酒・セックスぐらいの町にスポーツ観戦が入り込めるチャンスじゃないのだろうか?すいませんね、熱くなっちゃってね。

秋田は東北地方の住みたい田舎ランキングではトップ10に位置するらしい。嘘つけ!と未だに思う。でもプロスポーツチームがある町はそこまであるわけじゃない。町のブランド向上の一端を担えるのではないだろうか?

本誌『田舎暮らしの本』の大好評アンケート企画「2024年版 第12回 住みたい田舎ベストランキング」の中から、日本を12のエリアに分けた「12エリア別 住みたい…
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Jリーグに限らず、プロ野球やBリーグといったファンの人たちは遠征を行う。経済面でのプラス・インフラ整備の間接的向上にも役立つ・・・んじゃねぇかなぁ・・・

まずはクラブ・ブラウブリッツ秋田として目指すべきポイントは「無視できない存在になる」しかない。チームの成績が向上し、J1昇格が現実的なポジションで居続けることで無関心層への求心力を高める。有名選手の獲得であっても、優勝が狙えるチームでないと呼び寄せることができない。まずここからだ。

次に市と県は「スタジアムに公共性があるもの」と強く打ち出す。

体育館であれば避難所として利用できるが、スタジアムだと何に使えるの?という疑問点を解消する必要があるはずだ。定期的に解放し、スポーツ交流の場とする点をクラブに飲み込ませるとか、ノーザンハピネッツと連携を深め、八橋運動公園を思い切って秋田県のスポーツ拠点にするとか。またクラブへプレッシャーを掛けるためにもJ3降格した時点で計画は白紙にするという風に明確な目標クリアを義務付けるとか。

もし、スタジアム問題が前進するのならば、個人的にはスタジアムは市民交流の拠点となるような、そして身の丈にあった規模で、可能ならば拡大前提の方針で行くべきじゃねぇかなぁ・・・と考えている

周辺にはイオンタウンが完成し、買い物の動きも出来ている。また公園としての構造を強化するとか。

また東日本にはサッカー専用スタジアムが少ない。専用スタジアムがある時点で大きなアドバンテージになる。背伸びをしない、スモールタウンにはスモールタウンに適したサイズ感のスタジアムを作り出せば良いとおもいますけどねぇ・・・

最高峰リーグであるプレミアリーグでも2万人程度のスタジアムが存在する。そこから学ぶべきポイントは多々あるはずだ。

 ボーンマスは25日、ホームスタジアム『ヴァイタリティー・スタジアム』の所有権を買い戻したと発表した。  ボーンマスは1910年から同スタジアムを本拠地としてい…
www.soccer-king.jp

とにかく税金を使う上で得られるもの・育まれるものを明らかに、隠さずに打ち出すしかない。

なんとなくスタジアムを作りましょう、整備しましょうだと置きざりになる人がどうしても生まれる。そこのギャップをどうにか埋めていかねばならない。

また秋田県には大企業と呼べる企業がなく、スタジアム建設におけるホワイトナイト的なスポンサーも見込めない。逆に完全な市民クラブとして動くことも出来るはずだ。

何も無い秋田に何かを生み出せるスポーツチームがあるのだ。ここを腐らせては勿体ない。とにかく、打ち出せることは打ち出して、茨の道を進まねば駄目なんじゃね?変わるためには動かなくては。

というのが個人的な考えだ。全然まとめられなかったけど・・・な!

まぁみんなで良くしようぜ

この日の入場者数は4000人を超えていた。

少ないと思いますか?私は多いと思いましたまる!

少ないと思う人もいるだろう。ただ、私は「秋田にしては集まってんなぁ!」というのが正直な感想だ。

また見ていて思ったのが、様々な年齢層の人たちがやってきていることだ。老夫婦が2人並んでピッチを見つめたり、40代ぐらいの男2人組が「ロングボールは駄目だ」と秋田弁混じりに言ったり、特に驚きだったのがまだ高校生ぐらいの女の子がグループでやってきていることだ。

人口減少、高齢社会と言われて久しい秋田で様々な人達を集められるイベントはスポーツぐらいしかないような気がする。そう思えば、尚更このコンテンツは腐らせてはならないような。そんな思い。

ブラウブリッツ秋田という名で活動し始めてまだ10数年だ。大きなターニングポイントがそろそろ差し掛かる


私は今、驚愕している。14000字ですって奥さん。最後までご覧になった方がいらっしゃったら、よくぞこの拙文を読んでくださいました・・・本当にありがとうございます。