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長らく行きたいと思っていた稚内へいよいよ向かうことにした。
しかし今いる場所は北海道の南に位置する街「函館」だ。ここから稚内に行くのは少々大変そうだが・・・
行くしかねぇだろ!
いつか行ってみたいと思っていたんです。稚内に。
毎年12月には冬の北海道を訪れるのが自分にとっての恒例行事。なぜこの時期に行くのか?冬の北海道をこの身で感じたい、更にはホテル代がいくらかは・・・安い。という理由。
2024年12月にはいつもの飛行機ではなく、敢えても敢えての「フェリー」を使って茨城県の大洗港から北海道の苫小牧まで18時間も掛けて乗船した。
ということで2025年12月。今年はどうしたものか・・・
私は確かに毎年のように北海道を訪れている。が、はっきりと申し上げておきたいことがある。それは「札幌よりも北に行ったことがない」ということだ。
厳密に申し上げると最北端は札幌市営地下鉄東豊線の栄町までしか行ったことがないのだ。余計な情報かもしれないが。
それが一種のコンプレックスのようなものとなっていた。
「北海道に行くと言っても札幌ばっかりだなぁ・・・」ということに。そんな私にも長年ずっと北海道で行きたいところがあった。それは、
稚内。である。
北海道最北端の街・稚内。私はそこに長い間「行ってみたい!」と思っていた。理由としては「最北端の街がどんな景色になっているのか純粋に見てみたい」ということだ。
ここ最近はこのサイトの活動に加えて、YouTubeなんてものも始めちゃった。今年はその思いを解消する時期がやってきた、機は熟した気がした。
ということで!稚内に行っちゃおうぜ!ということにした。そして12月に北海道へ向かう計画・ブログやYouTubeのための企画を考えたら・・・
スタートが函館になってしまった。無計画が過ぎる。
普通は稚内に直接行くとか、新千歳空港や旭川空港から行くのがベターである。ただ、金を掛けるなら一発で色んな物事をやりたい!と思って色々と詰め込んだ結果、函館スタートになってしまった。はてさて、どうしたものか・・・
調べてみると函館から稚内までは一応は「特急列車を乗り継いで行けば、1日で到着する」らしい。乗車時間はというと、
約10時間
・・・・・・
まぁJR北海道の特急を乗り継いで稚内まで行きましょうや!
特急に乗り込む
無計画すぎるがあまり函館スタートとなってしまったがやると言ったらやる。ということで函館駅である。

記念すべき第1走者は7:37発「特急北斗 3号 札幌行」である。発車案内にもしっかりと表示されている。

この特急北斗に乗り込んで札幌まで向かうわけだが、乗車時間は3時間52分である。

第1走者からラスボス感あるんですけど・・・この特急に乗っているだけで東海道新幹線の東京〜大阪間、飛行機ならば東京〜ソウル間を移動できちゃう。いやいや北海道ってバカでかいんですね・・・と思い知らされる。
さぁ長い旅の始まりに備えて函館駅内にあるセブンイレブンで・・・と思ったが店内がやったらめったらに混んでいた。
うーん。発車時間も迫っているし、残りの飲み物で我慢だな。札幌駅で買いましょう。と判断したのだが、この判断が後にまぁ偉い大変なことが起きてしまう序章だとはこの時の独り身北海道縦断バカは思ってもいない。
今回の乗車券はこちら。函館→稚内だけで11770円である。

この紙切れ1枚だけで1万以上の価値があるというのだから不思議な話だ。
そんな乗車券を改札に通す。


ここから稚内までずっと移動し続ける旅がいよいよスタートする。
函館よさらば!
改札を通って7・8番線ホームへ。函館駅のコンコースは完全に囲いがされているのが特徴的だ。そんなホームの近くにはこんな案内が。

JR北海道が2024年春に実施したダイヤ改正から特急北斗の自由席が廃止、全席指定席となった。
また2026年3月に予定されているダイヤ改正に於いても、JR北海道が運行する特急は全て指定席となることになっている。
2017年・2018年に特急北斗を使ったことがあるが、その際には自由席も用意されていたのを覚えている。私は指定席利用だったが、自由席を覗き見ると中々に騒々しい空間だった印象だ。まぁ色々と大変そうな空間だったという印象だ。
JR北海道にとって色々な思惑があるだろうけども、まぁ指定席にシフトするのも当然かなぁ・・・という気持ち。
ということで特急へ乗り込もう。

すいません今から札幌行くんですけど・・・的な案内に見届けてもらいつつ、いよいよ特急へ。

真正面から見ると青と黄色という鋭さ、横には白と銀色の車体という清潔さを感じる車体。こいつが札幌までの相棒である。

今回の席は指定席。進行方向左側の席だ。まぁこれといって・・・特筆することはあまりない。

ただ1つだけ注意するとしたら指定席には「コンセントが無い」というところだ。
JR北海道の特急列車では2025年12月現在で殆どのグリーン車(または一部uシート)にしか用意されていない。今回の特急北斗も指定席には用意されていない。なので、自分でモバイルバッテリーを用意するか、「もう俺はスマホなんて使わねぇ!」と自分自身を縛り上げる他無い。
流石に自分は情報社会の住民なので、モバイルバッテリーをフル充電して挑んだ。
特急北斗が発車。モダンな街・函館が自分の視界から消えていく。

これを撮影した日の前日、15時ごろにはミスドへ行って、
ハセガワストアとセイコーマートというヤバいコンビニに行って、
徘徊して。ということをしているので是非ご覧になって頂きたい(宣伝)
ただ、滞在時間は24時間未満だった。うーん・・・もう少し居たかったのは否めない。
国定公園・・・見ちゃおうや!
特急北斗が発車して五稜郭、北海道新幹線との乗換駅である新函館北斗を停車・出発。
特に新函館北斗駅では多くの人が乗ってきた。北海道新幹線から直接乗り換えてきた人が多いのか、それとも開発に伴う人口増加による札幌方面への利用者による乗車なのか?どっちなのかしら?と疑問を解消することもなく、特急は冬の北海道を進む。
新函館北斗の次は「森駅」なのだが、途中には「大沼国定公園」がある。
ここには「北海道駒ヶ岳」やその火山活動で生じた「大沼」がある。ここ周辺を特急北斗はスパッと抜けていく。つまり、無料国定公園tourに参加することが出来るってんだから見逃せねぇ。
ということで、指定席の座席に座っていると撮りたい写真も撮れねぇなぁ!ということで、場所をデッキに移して撮影。

では早速、渾身の1枚を御覧いただきたい!

白っ!
完全に設定をミスりました。自分でも「白っ」とデッキで声を出してしまった。ただ、ここは何とか持ちこたえて、

いやぁ綺麗に撮れました。この写真の良いところは岩肌・雪の質感がしっかりと捉えられた所だと思っている。
という、自惚れコーナーであった。
「森」と海と・・・
国定公園強制鑑賞tourが終了し、いよいよ特急北斗は海辺へ進んでいく。次なる停車駅は「森」である。

森と言っておきながら海が近いってどういうこっちゃ?という気になるがまぁ良いだろう。
海が近いとやはり景色に奥行きが出てくる。遠くに見える雲が進むにつれて徐々に広がりを見せていて、冬場の貴重な青空や日差しを遮っている姿を捉える事ができる。自然というのは常に動き回っていることを実感する。
街の景色も函館と異なる部分がある。漁業で使われるのであろう船舶が見えることだ。

船が静かに海の中心で浮かぶ。陸上の中心からじゃわからない海で生活を作る人々がそこにいた。
なんて思いに耽っているととある駅で停車した。この駅は「国縫駅(くんぬい)」というが、特急北斗の停車駅ではない。
はてさてどうしたものか。と思っていると「停止信号で停車しております」というアナウンスが響く。停止信号・・・いやな予感が・・・

その予感は現実となった。「ただいま信号トラブルのため列車が停止しています」
車掌さんによれば停車駅である長万部駅で信号トラブルが発生し、その煽りを受けて私が乗る特急北斗は停車せざるを得ない状態になった。ということ。
信号トラブル。一概に「トラブル」と言えど内容は様々だ。Google大先生に聞いてみると、こんな内容を返してきた。
鉄道や道路の信号システムに発生する故障や異常のことで、列車の位置検知不良、信号機の誤作動(赤信号のまま、消灯など)、ポイント(分岐器)の切り替え不能などがあり、列車の安全運行を妨げ、遅延や運休を引き起こす原因となります。これは、列車が衝突しないよう安全を確保するためのシステムが正常に機能しなくなった状態です。
信号機の故障もあれば、転轍機が切り替えられないであるとか、色々あるんすわ。ということだ。
はてさて困った。信号トラブルが復旧しないと列車の運行に支障を来してしまうので原則「運転見合わせ」にする必要がある。
まさか車掌さんの所に行って「すいません!自分、稚内まで行くので信号無視して行って下さい!」なんて言おうものなら「バカかオメェは」と一蹴されてしまう。
ここは復旧を待つばかりである。
復旧して、そこからが問題だ
国縫駅で停止したままの特急北斗。車内の指定席には日本国内の人だけでなく、もちろん海外からやってきた観光客の人もいる。実際に自分の席から通路を挟んで隣の人は韓国からやってきたのであろうカップルが座っていた。
ただ、海外からやってくる人たちの存在にも自動アナウンスがあった。英語→中国語→韓国語といった順番でアナウンスされていた。それを聞いた韓国からのカップルは「ああ、そういうことね」と納得した顔を見せていた。
人っ子一人もいない国縫駅を眺めているとゆっくり特急北斗が動き出した。車掌さんによれば「信号トラブルが復旧したので運転再開」ということに。

内心、かなりホッとした。アブねぇ!と。
ただこの遅れは非常に痛いものになった。その後に洞爺、


伊達紋別と停車していくが、


途中で貨物列車とのすれ違いを行うことで更に遅れが増加。
昨年訪れた苫小牧駅も遅れを回復するために停車時間は僅かですよ!と車掌さんが叫ぶ事態。

本来であれば特急北斗は11:29に札幌へ到着する予定だった。次の特急は12時丁度のサロベツ・旭川行に乗り換える必要があった。

のだが、南千歳を発車した後に遅れは更に膨れ上がり28分遅れに。

つまりは乗り換え時間は3分しかないことに。

いーや参った。
いや参ったという言葉じゃ済まされないぐらいに参ってんですが。一部の人はこう思うだろう。
『別に旭川へ行く特急は次もあるんでしょ?急がなくても良くね?』
馬鹿野郎!
次の特急を逃せば、稚内に到着する時刻はもちろんずれる。今回の函館→稚内の旅は終着・稚内に「17:25」に到着する予定になっている。
ただ、それを仮に次の特急にしーちゃお。なんて甘ったれた考えに則ると、稚内に到着するのは、
23:47
である。なぜ6時間以上もずれてしまうというのか。流石にそれをやってしまうと稚内到着後の予定が全狂いである。
更に問題点が生じた。札幌駅に特急北斗が到着する間際、車掌さんが
「旭川行の特急は定刻通りの発車です」
なぜだ!
しかしJR北海道が決めたことだ。乗り換えるしかあるまい・・・
走ります
今回の特急北斗は札幌駅・8番線に到着。いつもだと「7番線」に入るらしいが・・・もうそんなのどうだって良いんだ。
次の特急ライラックは10番線から発車予定。自分と同様に次なる予定がある人でデッキがごった返す。

プシューと扉近くから音が鳴る。ガラガラと扉が開く音が鳴った瞬間に一気に人の波が発生する。私はその波に飲み込まれまいとずいずいと足を進める。
札幌駅に到着してすぐ鼻腔の奥が冷えた。うわ冷たいですねぇ!と本来ならば感想として挙げたいところだが、そんな余裕は無い。

エスカレーターを降りて、コンコースへ。

札幌駅構内に「10番線から・・・旭川行が発車します」というお姉さんのアナウンスが響く。
馬鹿野郎!焦らすんじゃあない!
と叫びたくなる思いを胸に10番線の階段へ。10番線の階段の先には女性がいた。この人も同様に乗り換える人。同じ境遇の人はいっぱいいることはある種心の安定剤となった。

さて、ここで1つの問題がある。それは飲み物をどうする?ということだ。
函館駅でセブンイレブンをスルーした私は手元に1つも飲み物が無い状態となっていた。前段階では札幌駅で駅弁を吟味して・・・というつもりだったが、全くそんな余裕がない。
せめて飲み物は!と思っていても、ホームでは特急が発車するという言葉が響く。もうこうなれば・・・
関係なくダッシュ。そして自動販売機へ。
飲み物は麦茶とガラナをチョイス。この時、交通系ICカードが使えて本当に良かった・・・もし現金のみだったなら・・・考えるだけでも恐ろしい・・・
なんとか旭川行の特急は自分が購入するのを待ってくれた。先に乗車していた人には待たせる結果となってしまった。本当に乗り換えさせて頂きありがとうございました。
というか、なんでこんなに焦るような状況になってしまったのか・・・よくわからなくなる。
旭川へ
次なる特急ライラックへ。座席はグリーン車である。座席に着いた瞬間に特急が動き出した。

「遅れておりました列車からの乗り換えのお客様を待ちました影響で5分遅れ・・・」という車掌さんのアナウンス。
札幌駅の滞在時間はたったの5分。まあ贅沢でありんす。
あー札幌駅の駅弁・・・食いたかったなぁ!

ということで、特急北斗に乗って次なる乗換駅「旭川駅」へ出発。次回は特急ライラック 札幌→旭川と特急サロベツ 旭川→稚内の様子をご紹介したい。
果たして稚内に着くのかしら!?こうご期待!
