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函館から稚内まで向かうというバカでねぇの?という移動はいよいよ旭川へ出発。ここからいよいよ稚内まで進む。
ちょっとJRの勉強を
函館から特急に乗り込んで順調・・・と言いたいところだったが、残念なことに長万部駅近くで「信号トラブル」の影響を受けて、なんと28分遅れというとんでもない遅れで札幌へ。
結局札幌で買おうとしていた駅弁を買うことも出来ず、次なる乗り換え駅である旭川へ出発することになってしまった。

まぁ良いさ。札幌から稚内まで全ての区間を「グリーン車」で乗れるんだから!

さて、ここでJRの営業規則について述べていきたい。
通常、JRの特急列車に乗る際にはそれぞれの区間毎に特急料金を支払う必要がある。
例としてA駅→C駅を移動するとして途中のB駅で乗り換える場合、A駅→B駅・B駅→C駅で特急料金を支払う必要が生じてしまうことになる。
ただ、今回の札幌→旭川→稚内の移動については「旭川で出場しない条件で」全ての行程を一区間とする。というJRの営業規則が存在する。

なので、上記の営業規則を基にすると札幌を12時に出発した特急を旭川で更に稚内まで乗り換えると、距離に関係なく特急料金は通しで計算してくれる。ということになる。

今回は全てグリーン車にしたので、札幌→稚内を6830円で利用することが出来る。ということになる。これはたいへんありがたいお話だ。

グリーン車廻りを見よう
飛び乗ったグリーン車廻りをチェックしよう。特急ライラック、使用されている車両は789系である。

2人掛け席と1人掛け席があり、1人掛け席は指定席と比べると非常に広々としている印象があり、「あのこじんまりとした指定席は一体なんだったの?」と思ったりした。
テーブルは非常に広いつくりになっている。Macbook Airをドンッと置いても余りある。また前後に動くようになっているが、個人的にはあまり使い道はねぇですかねぇ・・・という感じ。

グリーン車といえばフットレスト。各席にしっかり用意されている。

座席前には飲み物を入れるホルダーがない。

ただ、手元に1箇所存在する。ここに飲み物を入れればわざわざ体を起こさなくても大丈夫。

なのだろうけども、手に当たりやすいポジションにあるため「邪魔だなぁ・・・」と思うこともしばしば。まぁ人によりますわな、というところ。
さて、グリーン車にして一番嬉しい設備はコンセントがあることだ。

「パソコン専用」という表記になっているが、もちろんスマートフォンも充電できる。
このためにグリーン車の料金を支払っているんじゃねぇかな?と思うほどである。
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旭川へ行くぞ
特急はいよいよ自分にとって未知のエリアでもある旭川へ進む。
途中に岩見沢へ停車。ここいらで雪の厚さが出てきた。

隣には普通列車が停車中。乗務員の方が忙しそうに出発準備をしていた。

更に進んで砂川、

滝川とやってきた。写真でもわかる通り、雪がホームにまで迫ってきているじゃないか。


深川へ到着。

写真では分かり辛いかもしれないが、雪が空を自由に飛び交い、更には道路・車・住宅にどっしりと乗っかるという、完全に人よりも優勢な状況がそこにあった。

ホームにいる駅員さんはスコップを片手に特急の発車を待っていた。JR北海道という一括りにしても、地域によって大変さは異なっていく。
特急はいよいよ旭川へ。白銀の世界、とはこういうことか。

という写真が撮れてしまった。自分が秋田に住んでいた時に、一度自宅が雪に埋まったことがある。その時の景色をなぜかこのタイミングで思い出してしまった。
次は終着・旭川。いよいよこの文字が見えてきた。

うぉおおおおおお旭川!と行きたいところだが、「札幌駅にて遅れておりました列車との待ち合わせを行いましたため、約5分の遅れで・・・」
次の旭川を発車する特急は通常であれば10分の乗り換え時間があった。のだけども、「10分-5分」をすると、あれま不思議、残るのは「5分だけ」。

旭川に到着。札幌駅と同様に駅全体を屋根が覆っているんだなぁ〜と発見をするものの、残念なことに旭川駅を探検することは出来ない。だって次の特急がすぐに発車しちゃうんだもん。
ということでホームで飲み物やら何やらを購入して乗り込む。旭川の滞在時間はたったの5分だった。

グリーン車を見て廻るパート2
特急サロベツ、車両はキハ261系だ。

旭川までの車両と異なるのは革張りであることだ。高級感があってとても「グリーン車乗ってますわ!」という感じがする。語彙力が無くて申し訳ないが、そんな気分である。

このグリーン車もまた2人掛けと1人掛けと分かれている。のだけども、合計で9席しかない。
まぁそんな頻繁に稚内〜旭川を走っているわけでもなく、更にはグリーン車需要というのは他の路線と比べると少ないのは事実。当日もグリーン車に乗っていたのは自分と男性がもう1人。それだけである。そう考えれば・・・まぁ9席は妥当ではある。
このグリーン車にもコンセントがある。稚内まで5時間近く。これが無いと情報社会を生きてはいけない。ありがてぇ!!と心に藤原竜也さんを飼って、ありがたく使わせてもらう。

この座席横には隠しテーブルならぬ収納テーブルがある。ちなみに画像では1枚しか出していないが、大きく開く事ができるので、活用してほしい。ちなみに、それに気付いたのは稚内到着前のことである。

チケットホルダーも座席上部に。

JR北海道の特急にはチケットホルダーが必ずあるんだけども、別に車掌さんはそれを見て検札するわけでもない。なんだか形骸化というか、時代に取り残された感はあるが・・・これもJR北海道らしさとして受け止めたい。
雪が強くなってきた
座席から見える景色をパシャパシャと撮る。自分が所有するNikon Zfも稚内にまで連れて行かれるとは思ってもいなかっただろう。

和寒駅に到着。

雪の厚さが旭川周辺とは違う。なんだか、容赦しない自然の強さが垣間見えた。

士別駅に到着。雪の粒が更に大きくなった。

遠くの方に見える駅前の通りはホワイトアウト寸前に見える。ただ、そこを一人の人が歩いているのが見えた。こういう環境に適応しないと生きていけないのね・・・と思いつつ、特急は発車する。

名寄駅に到着。旭川→稚内間では最後となる大きな駅になる。


ここで自分の前に座っていた男性が下車。これをもってグリーン車に座っているのはとうとう自分だけということになった。

短絡的に考えれば「貸し切りだ!やった!」という気分になるのが当然なんだろうけども、どこか寂しさがあった。
音威子府駅に到着。なんだが、駅名標がないとホームが雪に埋まっていて最早ここが本当に駅なのかわかんねぇ!という状態に。

稚内に進んでいくと空が青みかかってくる。日の入りが早い道北。まだミヤネ屋がやっている時間だと言うのに・・・!?と驚きを隠せない。

特急は天塩中川駅に到着なのだが・・・ホームが雪に覆われているパート2。ホームに人が立っているような感じもしない。

ただ、そこに車掌さんはしっかりと立って発車準備を行う。いやぁ鉄道マンを侮ってはいけない。
更に進んで幌延駅へ。

他の駅と比べて降車する人が多い印象だ。この人たちの中に札幌からやってきた人は・・・そこまでいないだろう。
豊富駅に到着。とよとみ牛乳・おいしいね。の看板が気になる。

ここ豊富では北海道の覇権コンビニ・セイコーマートの牛乳が生産されているそうだ。しかも牧場と工場が同じ町内にあるということで超新鮮な状態で道内のセイコーマートに運ばれていくそうだ。
稚内に到着
いよいよ稚内へ。

周辺は冬の17時といえど真っ暗だ。
貸し切りとなったグリーン車にお別れ。札幌から稚内まで6830円というお値段は決して高くはない気がする。やはり、全ての区間でコンセントが使えるのはあまりにも大きなアドバンテージである。

稚内に到着。ホームに降りて車両を見てみる。到着間際に車内へ清掃をする係の方が入られて、座席の方向を手早く反対に向けていた。

ここからまた17時44分に札幌へ向けて、22時56分まで走り続ける。お前は本当に働き者だな・・・と思わずにいられない。

夢にまで見た稚内駅の看板。

「北と南の始発・終着駅」という看板が。北には稚内、南にはJR九州の枕崎駅がある。
いつか枕崎駅に行くことも・・・あるのかなぁ・・・?
駅の出口近くには「日本最北端の駅」と書かれたものまで。わかった!と言いたくなるが、事実そうなんだからしょうがない。

改札で駅員さんには「乗車券を記念に持ち帰らせてください!」と言おう!と勇み足で挑むと、改札どころか駅員さんすらいなかった。

稚内駅では15時以降に集札業務をやめてしまうそうだ。更にみどりの窓口も用意されているものの、これまた17時45分の札幌行の特急が発車したら終了。
なんだか最後まで寂しさが否めなかった。
ただ稚内駅、想像以上に人がいた。それもそのはず、中にはバスターミナルがあったり、飲食店やお土産屋さん更にはTジョイ稚内という映画館まである。

稚内にとって街の中心地たる場所でもあるのだ。

これが稚内駅の姿である。
初めて観た時に、旅行好きがここまで高じるとはなぁ。と自分に驚くばかりだった。
いよいよここから稚内駅周辺を旅する。とは言えど、一旦はホテルへチェックインしに向かう。
日本最北端の街をここから楽しんでいこう。

