アニメ・けいおん!が放送されたのって2009年らしいっすよ・・・
水口城南駅からこんにちは
大阪駅から遥々2時間以上も掛けてやってきた近江鉄道の水口城南駅前。

ここでは「信楽焼のマグカップ」を発売するスタバへわざわざやってきた。
個人的にはずっと欲しかったマグカップをやっと手に入れることが出来て大の満足である。さて、ここからまた大阪駅へ・・・・
帰らない。行きたい所があるんやで。
ということで、水口城南駅から更に米原方面へ向かい、途中にある豊郷駅まで向かおうではないか。
一体なぜそこに行くのか。理由は単純である。
「けいおん!」の聖地巡礼だ。
みんな、けいおん!観てた?
「けいおん!」とは何か。
いやまぁ、知らない人がこのページに辿り着くとは思えないので知っている前提で話を進めますけどもね。まぁもし知らねぇよ!という人がいるならば、Wikipediaやニコニコ大百科を通してお調べになっていただきたい。
というか、知らないのはヤバい。罪である。ギルティである。
さて、ここから「けいおん!」について自分語りをしていこうではないか。うん?早く聖地巡礼の様子を見せろ?
こんなサイトにアクセスしたあなたが悪い。もうその気になったなら止まることは出来ないのである。
自分が「けいおん!」の存在を知ったのは中学2年生の時だ。友人にアニメ好きのヤツがいた。
「『けいおん!』というアニメがあるんだ。面白いよ」
自分はというと、アニメのイメージは「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」更には「ポケットモンスター」といった所謂「子供向け」の番組だった。もちろんそれらを観て幼少期を育った。
しかし、内容を聞くと「女の子たちがロックバンドを組んで・・・」というストーリーは脳にシワが足りなさすぎた当時の自分では理解が及ばず。
へ、へぇ・・・と困惑した。そんな内容のアニメで大丈夫なのか?と。これが日常系アニメとの出会いでもある。
そう受け止めたつつも「じゃあ時間があったら見るよ」と答えた。興味は少しだけあったので「テレビだと何時からの放送なの?」と聞くと、友人はこう答えた。
「深夜の放送だけど・・・秋田県ではやってないよ」
「けいおん!」は深夜アニメというカテゴリーに属する作品だ。
ここで始めて「深夜アニメ」という存在を知った。夜中にアニメを放送しているという、ただそれだけの事実がどこか不思議でしょうがなかったのだ。
またおすすめしてきた癖に秋田県では観れねぇってどういうこっちゃ。2010年当時のアニメ視聴環境について知る必要がある。
2010年頃のアニメは「テレビ放送で視聴する」が当然の状態であった。
現在では当たり前のNetflixやAmazonプライムビデオなんて日本国内でサービス開始する以前だし、更にはアニメに特化したdアニメストアも2012年からの開始だ。
また自分が住んでいた秋田県では民放が3局しかなく、どの放送局もアニメの放送に消極的だったのだ。夜中にやっているのは誰がこの時間に買うんだよ的なテレビショッピングばかり。
更に更に「けいおん!」はTBS系列で全国放送されていたのだが、秋田県にはTBS系列がないので、どう足掻いてもしちょうできやしねぇ。という、深夜アニメ砂漠地帯の問題があったのだ。
なので、「けいおん!」を勧められたのに「けいおん!」を視聴できないというイミフな状況に貶められた。
しかし、友人は恐れることなかれと言わんばかりに、「今度、録画したのを持ってくるよ」と言ってくれた。
友人は秋田県のテレビだけでなく隣県の青森県から流れてくるテレビ局の電波をキャッチできる環境だった。なので視聴できていたそうな。
後日、録画したデータの入ったDVDを学校内で渡された。そのまま自宅に持ち帰り、視聴した。
別にストーリーに激しい起伏があるわけじゃない。バトルがあるわけじゃないし。ただ、それ以上にどこかふんわりとした落ち着きはらっていて、ただ女の子たちがキャッキャしているだけ。でも、1つの取組みに全員が一歩一歩取り組んでいく姿に心を落ち着けて見ることが出来る。
気付けば全話を観てしまっていた。
ということで出発である。
というのが「けいおん!」との出会いだ。うん?長いって?
うるせぇ!
まぁまぁ、中学生の頃にどっぷりと何度も観ていた作品に付いて語る文章が数百字程度で済んだことに感謝してほしいものである。
そんな「けいおん!」のアニメに登場した校舎が近江鉄道の沿線に存在する。一度は行ってみたいと思っていた聖地巡礼をここでやろう!というのが今回の記事である。
さて、水口城南駅からまずは八日市駅に向かおう。
水口城南駅は無人駅。簡易改札機が用意されていて、ICOCAを始めとする交通系ICカードが使用できる。

近江鉄道では紙の乗車券が廃止されていて、交通系ICカードかデジタル乗車券(ネット上で発売する一日乗車券など)もしくは車内で整理券を取り、車内もしくは駅で精算する方法の3つで乗車できる。

近江鉄道は無人駅が大半だが、簡易改札機の出場専用が設置されている・されていないの駅がチラホラと存在する。なので降りる駅によって客側のやることが変わってくるので乗車時には要チェックしていきたいところだ。

水口城南駅に電車が到着。接近放送などは全く無い。時間になったらホームに出ておこう。
八日市駅
電車に揺られ揺られ八日市駅に到着。近江鉄道の主要駅の1つ。近江鉄道本線と八日市線との分岐点でもある。

乗ってきた電車はここで折り返して近江八幡駅へ。しかし、なぜここから米原方面へ一直線で向かわないのだろう・・・不思議な運行形態だなと思ったりする。

逆に近江八幡駅からやってきた米原方面の電車がホームへ。伊藤園のラッピングトレインがやってきた。

車内に乗り込むとみんな前よりの車両へ移動してしまった。近江鉄道では多くの駅が無人駅で進行方向一番前の扉から降りることが多い。なので、車内を移動するのを極力減らしたい人からしてみれば、後ろに行く理由は全くもってない。

ただ、自分のように撮影をしたい不届き者はぜひ後方に行ったほうが良い。ご覧の通り、独占状態にすることだって出来るのだ。

電車が発車。八日市駅を出て米原方面を進むと、近江鉄道の線路は東海道新幹線やJR西日本の線路と平行するように進んでいく。

JR西日本と異なって近江鉄道が届ける車窓はこれまた長閑。窓から入り込んでくる4月の陽の光がこれまた体に染み込んできて、気持ちに穏やかさをもたらしてくれる。

豊郷駅へ
文章だとまるで数分で到着したかのような表現になっているが、水口城南駅から豊郷駅まで乗り換え・待ち合わせを含めると1時間以上の移動となった。
JRだと運行本数は比べ物にならないし、1時間もあれば米原〜京都その先の大阪まで移動することだって可能だ。ただ、そういう時間に追い詰められている感や喧騒さは近江鉄道には無い。それがまた良い鉄道旅を感じさせてくれる。

つーわけで豊郷駅へ。

ここ豊郷駅から歩いて10分程度の所に「豊郷小学校旧校舎群」がある。
それが「けいおん!」の登場人物たちが通う高校のモデルとなった場所である。今回はそこが目的地だ。いつか行ってみたかったんですよねぇ!
ということで、人生で初となる聖地巡礼だなぁと歩みだしたところ、

飛び出し坊や・・・違う!これは琴吹紬の飛び出し坊やだ!
「飛び出し坊や」は全国各地に点在する妖怪であり、ドライバーに飛び出し注意を促すことで有名だ。そんな飛び出し坊や、滋賀県が設置1位の県となっているそうで、豊郷駅周辺には「けいおん!」のキャラを模したものが置かれているそうだ。
ただ、自分が見た範囲では琴吹紬だけのしか見つけられなかった。時間がある人は是非お探しになってみるのもいいだろう。ちなみに設置されていたのは豊郷駅すぐのところで営業されているパン屋さん「とよせ」さんである。

ここではショーケースのところに映画公開のポスターも貼られていたり、店内にはグッズ類も置かれている。帰りしなに買っていくのも良いだろう。

豊郷小学校旧校舎群
歩いて10分。
周辺は住宅街や病院といった如何にも観光地という雰囲気ではない中を歩いていくと、

で、出たぁ!これがモデルとなった豊郷小学校旧校舎群である。
アニメで観たやつぅ!と、まるで進研ゼミで観たやつ!という感じに一気に興奮度が高まった。いやぁ・・・アニメで観たやつを自分の目でしかと見届けているよぉ・・・とイミフなことも思ってしまう。
またこの日は快晴。なんだか幻想感が凄まじいたらありゃしない。

豊郷小学校旧校舎群は2代目となっている。3代目はこの裏手にあり、現在進行系で使われている。
この校舎は1937年(昭和12年)地元出身の商社マン・古川鉄治郎の寄付により建設。設計は、日本各地で数多くの西洋建築を手がけたウィリアム・メレル・ヴォーリズ。
老朽化も相まって取り壊しか使用継続もしくは保存という対立構造が町の中で生まれてしまったそうだが、アニメの聖地となったこともあり、耐震工事も施され、現在は町の施設として再活用されている。
しかし、入口に近づくとアニメの世界に入り込んだような気持ちになる・・・

噴水も本当にあったのね・・・と思っていると、

銅像もある。いやぁ本当に実在するんすねぇ・・・
中へ
校舎の中へ入る。早速伸びる廊下が。

あぁ・・・唯とかが他愛もない話をしている姿が思い浮かぶ。
教室の中も撮ろうと思ったりしたが、所々で物置だったり就労関係の窓口また展示室として再利用されていて、写真撮影には不向きかな〜と思うところがあったので今回は無しである。悪しからず。入るにしても「お尋ね者」としてやってきていることは忘れたくはない。

こういう階段もまた良いっすねぇ・・・なんか放課後ティータイムの面々が上から降りてくるのが想像できちゃう!
と思ったのだが、けいおん!に出てくる学校は女子校なので男の自分が校舎内にいて登場人物たちを観たいというのは学校への侵入者・不審者そのものである。
階段の手すりには「うさぎとかめ」の像。

写真で見るとあまり大きさはわからないだろうが、かなりデカい。作品内でも結構なインパクトがあるなかで、確かにこれは取り上げたくなるよなと京都アニメーション側の気持ちを理解する。
部室へ
さぁ、いよいよ軽音部・放課後ティータイムの面々が日頃から練習?をしていた部室へ行こうではないか。
3階の会議室が作品内の部室にあたる。まず階段から。

アニメでは真横から見るような描写が多かったと思うが、いやぁ部室への階段!と興奮を眉間に押し込めて、この光景をまんじりと見届けた。
階段の先でキャッキャ言ってんのかなぁ・・・とこれまた不審者一直線の考えを持つ。
さて、隣には唱歌室という部屋がある。アニメに出てきたかなぁ・・・?確かな記憶は無いがこういう部屋でなんかライブやってなかったかなぁ?と考えを巡らせる。

さて会議室・部室の中へ。入ってすぐの所には黒板。ここにはこれまで訪れてきた人が書いていったのであろうメッセージというか落書きというか、そういうのがある。

ホワイトボードも設置されていて、そこにはまるで放課後ティータイムの面々が思い出のために貼り付けていったかのように作品内の画像が。

こう見るとあまりにも淡く美しき思い出に見えてしょうがない。
そして入口近くにはケロちゃん。結構デケェな!これもってきたんかい!と思わずツッコみたくなる。ちなみに防犯カメラが設置してあるので、自分たちは持っていくことは絶対に出来ないので悪しからず。

ということで部室の紹介であった。
・・・・・・・
「おい!部屋の中の画像がすくねぇぞ!」
そう思ったあなた。確かにご指摘、その通りである。言い訳をさせていただきたい。
当日、部屋の中へ入った際に女性3人組が先客でいらっしゃった。会議室内には作品の中核とも言える「ティータイム」に勤しむ空気を再現するべく、長テーブルにファンの皆さんが寄贈したとされるティーカップ類が置かれている。
そこを撮れば、もう作品内に入り込むどころかダイビングできるような空間である。ただ先客の3人組が長い時間そこで撮影に興じていた。もちろん他の見物客の人もいるのだが、そういう人たちの思いも他所に撮影を続ける。5分以上待ってみたが、まぁ独占欲というのはそんな簡単に解消されることはない。
更には「お前、こっちが撮影してんのにいつまでウロチョロしてんだよ」的な圧を感じ、こりゃらちあかん。ということで撤退した。
まぁ愚痴である。
確かに楽しい空間ではある。しかし周囲の人もまたけいおん!のファンであることを考えれば・・・まぁ愚痴ではある。兎にも角にも、みんな譲り合って作品の世界に浸りたいところである。

グッズも買っちゃう
でもやっぱり部室の写真は撮りたかったなぁ!
という思いに嘘はつけず、ただどこか悶々としながら外へ出る。案内に目を通せば観光案内所があるそうじゃあないか。行ってみることに。

観光案内所の中にはファンの皆さんが寄贈したとされるグッズ類が。

これがまぁ凄いインパクトである。もう右も左も上も下もけいおん!だらけである。みんなそれぞれ熱い思いを抱いていたことがわかる。
ここでふと思ったことがある。自分は放課後ティータイムやけいおん!を彩るサブキャラの面々の中で誰が好きなのか。

唯とかもなんか天然感があってカワイイ。澪もクール感があっていいしぃ・・・律も元気感が全面に出ていていいしぃ・・・紬もほんわかとしていてぃ・・・・
いやでも、中学生の頃の記憶を呼び起こすと・・・あたしゃ「あずにゃん」好きだったなぁ・・・と思い出すのであった。どこか守りたくなるあの感じ。でもみんなを引っ張る力。ありゃ良いよなぁと。竹達彩奈さんの声もマッチしているよなぁ・・・とグッズ類を観て思ったりする。
というか、この文章はまんま不審者のそれである。
グッズ類だけでなくギター・ドラム・ベース・キーボード、それにアンプもある。コスプレ撮影で使えるものもあるらしく、ファンの人を迎え撃つ用意は十分に出来ているようだ。

さて、観光案内所の中にはグッズ売り場もあった。そこでは豊郷町関連の商品もあって、数点ほどけいおん!グッズもあった。
その中でこちらを買ってみた。

唯が描かれたコースターとあずにゃんの・・・これはなんだっけ・・・まぁそういうグッズである。
ちなみにTBS公認のグッズである。コースターは一番人気のグッズらしく放課後ティータイムの5人分が用意されている。ただ、財布の中身が寒くなるので全部を取り揃えるのは諦めた・・・
ファンの人は見逃し無くである。
聖地巡礼って良いっすねぇ
人生で初めてとなる聖地巡礼は自分が中高生の頃に観ていた作品の記憶を強く呼び起こした。今でこそコンテンツがありふれている世界になっているが、その当時はじっくりと1つの作品を消化していたなと思う。
だけどそのおかげなのか、豊郷小学校旧校舎群に足を踏み入れた瞬間に呼び起こした記憶に色が戻ったような気がした。
京都アニメーションが送り出した世界や声優陣の皆さんが吹き込んだキャラの魂がそこにあるような。なんだか聖地巡礼というより、作品の良さを再確認する素晴らしい経験になったなぁ。
30分程度の滞在だったと思うが、その間に多くの人が出入りしていた。訪れたのは平日の真っ昼間であるにも拘らず。
しかも外国人観光客の皆さんも多かった。それだけ「けいおん!」が多くの人を魅了してきた証でもある。
素晴らしい豊郷小学校旧校舎群を背中に据えて、豊郷駅へ。充実した聖地巡礼だった。次なる目的地へ移動しよう。

・・・・・・
いやでも、やっぱり部室の写真撮りたかったなぁ!

