ニコンのキャッシュバックキャンペーンは「少しだけ」面倒である

ニコンのキャッシュバックキャンペーンは「少しだけ」面倒である

最近、ニコンのカメラを買った。カメラメーカーは数多ある中、ニコンに決めた理由はデザインであったり、カメラの機能・性能が良いと思ったから。それに加えて金銭面、キャッシュバックキャンペーンがあったからだ。

そのキャッシュバックキャンペーンは2万円も戻って来るというのだから飛びつくに決まっている。

ただ、その2万円を手に入れる方法が「少しだけ」ほんの「少しだけ」面倒だった。

Nikon Zfを買いまして

このサイトを始めた10月から記事を作るために色んな場所へ行くようになり、記事に挿入するための写真を意識的に撮るようになった。

開始当初の撮影機材は2023年から所有している「iPhone 15 Pro」だけで賄っていた。別にスマホだけでも十分綺麗な風景が撮影できるし、夜景も簡単に撮れる。食事の時にもサッと取り出してパシャリと撮影できる。何の不自由がもない。

しかし、この記事を作ってから気持ちが変わり始めた。

Mid-Night:Sendai Station
Midnight/意味:真夜中徘徊/意味:あてもなく歩き回ること。ウロウロと歩き回ること。 今回は仙台駅前を深夜徘徊してみよう。曜日は金曜、時刻はもうすぐで0時…
tetsu-dakawa.com

夜景を撮って回るという記事なのに、納得がいかない画像ばかりだった。スマホではなく、やはり「カメラ」を買って写真を撮りたい。

その気持ちに身を任せ、1ヶ月近く色んなメーカーのカタログ、家電量販店の店員さんに質問をしたりして、最終的には、

ニコンの「Zf」に惹かれた。

ニコンのフルサイズフォーマットミラーレスカメラ「Z f」の製品ページ。Make it iconicカメラ、レンズ、アクセサリーなどの製品特長、主な仕様、撮影サン…
www.nikon-image.com

Zfはニコンがフィルム時代に発売していた「FM2」をインスパイアしたデザインとなっている。自分はまずそれに惹かれた。

カメラ初心者という青臭い人間なのに、「買うなら思い切って良いのを買って長く使っていきたい!」という思いがあった。そんな思いの中でZfはフルサイズセンサー。機能は十分すぎた。

そして、シャッターボタンを押した時の音と小さく本体が震える瞬間がグッと来た。「写真を撮っている」というのがボタンを押した時に明確になる感じ。更にZfに傾倒した要因となった。

ただ、Zfを買おう!と決めといて最後まで踏ん切れなかった。理由は値段だ。

Zfの値段は約30万円。高い。普通に高い。簡単に手が出るような金額ではない。しかし、ニコンがタイミングよくニコンがキャッシュバックキャンペーンを開始した。その情報を手に入れた瞬間に「あ、はい!買います!」となったのだ。

キャッシュバックキャンペーンの中身

キャッシュバックキャンペーンの中身を少し並べていこう。

ニコンキャッシュバックキャンペーンより引用・現在は終了しています。

対象製品を指定された期間で購入し、指定の書類を応募受付期間内にニコンへ送付。そして、ニコンが審査をした後にキャッシュバック。という手順だ。

ニコンキャッシュバックキャンペーンのページより引用

自分が購入したキャンペーンでは、10月から1月上旬までが購入期間、2月14日までが受付期間。というものだった。対象製品は多種多様で、最大で7万円がキャッシュバックされるものもあった。

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sのお値段は約96万円。そりゃあ7万円も戻ってきますよ。

自分が購入したZfは今回のキャッシュバックキャンペーンから対象となり、2万円のキャッシュバックとなっていた。30万円からの2万円はかなりデカい。15分の1が返ってくると思うと、このチャンスは逃せねぇ!

となるのだが、その手順が面倒なのだ。

手順が面倒だっぁ!

キャッシュバックの2万円を貰うためには書類を郵送する必要がある

そう、郵送だ。デジタルな社会、情報社会と言われて久しいこの世の中で、必要な書類を印刷し、郵便局に行って切手を貼り付けて、送付する。これでやっと応募となる。

ここからずっと愚痴になるのだが、まぁ面倒だ。Webでチョチョイと必要事項を入力するというのじゃダメなんですか…

必要書類は以下の通りだ。

  • レシート、領収書または納品書のいずれかのコピー
  • 保証書のコピー
  • 製品箱のバーコード部分の切り抜き

レシート、領収書が必要なのは分かる。実際に購入したのかどうか、確認するためにはもちろん必要だ。

保証書もそうだ。中古で購入した人にはキャッシュバックすることはできない。新品を購入してもらってこそ、このキャンペーンは成り立つ。

色々と理解ができたところで3つ目。バーコード部分の切り抜きってなんだぁ?となる。

購入した製品の箱に貼られているバーコード部分を剥がすのではなく、そのまま箱ごと切り抜いて送るというものだ。

ニコンキャッシュバックキャンペーンのページより引用

カメラを専門的に取り扱うブログサイトを色々と拝見したが、架空請求や偽造防止のためにやっていることらしい。なるほど・・・まぁ、スマホの下取りの際に箱があったら金額が上がるというのと変わらないか・・・いや、ちょっと違うか?

ということでやっていこう

2万円という大金が手に入るというのに、この面倒な手順になかなか手を付けられないままでいた。それでも2万を見逃すわけにもいかないので、折角だから記事にしよう。というのが発端である。

ということで、ここからはキャッシュバックの申請をする一連の流れを御覧いただきたい。

まず、1つ目の書類「領収書」を準備しよう。購入したのはネットショップ。履歴から領収書をPDFで取得。

2つ目の書類「保証書」も準備しよう。これは原紙を送ってしまうと返却されないので、コピーを取る必要がある。

自宅にはプリンターがない。なので、コンビニで印刷しに行こう。最寄りのコンビニはセブンイレブン。セブンイレブンではネットプリントが可能だ。

【コンビニで簡単印刷】会員登録不要で、PDFも写真もプリントできます。スマホからでも、パソコンからでもその場で、すぐに印刷できます。QRコードで今までより簡単に…
www.printing.ne.jp

予め、PDFのデータをアップロードしておくと専用アプリでQRコードを表示させ、セブンイレブンのコピー機に読み込ませるとあら不思議!簡単に印刷できちゃうぅ!というのをやる必要がある。

3つ目のバーコードは先にチョキチョキしておいた。

箱に穴がポッカリと空いた

必要書類は準備万端だ。それらを「専用応募用紙」に貼るのだが、これも印刷する必要がある。これもPDFでネットプリントへ。いやぁ!面倒だ!

印刷をして、用紙に必要書類を貼っていく。

専用応募書類も印刷。合計で7枚もある。その用紙をチョキチョキする必要がある。まず送付先が印刷された用紙Aをキリヌキ線に合わせて切っていく。

次に用紙Bを切っていく。

そして用紙C。ここにはニコンイメージング会員を登録した際の登録情報が印字されている。それを指定された線に沿って三つ折りに。もし、間違えている場合は会員メニューから変更する必要があるので注意したいところだ。

用紙Dにはアンケート。ここはトントンと書いていこう。

用紙Eには必要書類の貼り付け。①には領収書を、②には保証書のコピーを貼る。②ではレンズキットで購入した場合は各保証書を貼る必要がある。

最後に用紙F。ここでバーコード部分を貼り付ける。シールは剥がさないように注意したいところだ。

全ての用紙に書き込み、貼り付けをした後はのりしろの通りにくっつけていくと封筒の出来上がりだ

結構パンパンになるので、小さくなりすぎないように注意したい

2万のためならね

散々愚痴のような流れになってしまったが、不正をするユーザーも少なからずいることを考えれば、このような手順を踏むのは当然であるのかもしれない。

そして冷静になって考えれば、手順の通りに間違いなくやり遂げれば2万円が貰える。そういう仕事だと思えば、当然やるに決まっている。受け取り方の問題なような気もする。

折角のキャッシュバックキャンペーンだ。ありがたく受け取って、長くカメラを使っていきたいところだ。