動画版はこれだ↓!
東京から名古屋へ行くとするならば・・・まぁほぼ一択である。
オレンジの憎いヤツJR東海の東海道新幹線に乗り込めば2時間程度で到着してしまう。
ただ、私には時間が有り余っていた。更には金はなかった。でも名古屋へには行きたい。
そんなないものねだり的なワガママに付き合ってくれるバスがある。新東名高速道路を経由して名古屋まで向うやつ。「新東名スーパーライナー」というやつにお世話になろうじゃあないか。
あたしはカネがない(真顔)
会社から突如、「月末に休みを入れてくれ」と言われた。理由としては、消化しないといけない有給休暇を消化していなかったからだ。
しかもそれは3月から4月へ跨いで4連休というものだ。そうか3連休か・・・そうかそうか・・・
普段であれば「よし!旅行に行ってYouTubeやブログ記事でも作っか!」となるところなのだが、
2月上旬に仙台+福岡+豊洲、
3月上旬には新潟にカレー食いに行って、水沢江刺で新幹線の高速通過を観に行って・・・ということをしたので、
単純に金がねぇ。
という状態だった。はてさて困った。黙って自宅で4連休を貪るのは些かもったいねぇ気もするのだ。
しかし、ここでドカンと5万円だ10万円だというのをブチかましてしまえば、将来的に日頃の激務に加えて毎日格安スパゲッティをソース無しで貪ることになる気もする。
さーて困った・・・どうしたものか・・・
バスがあるじゃない
うん!?どこからともなく声が・・・!
バスがあるじゃない・・・!
私の頭の中で言葉が響いた。それは「お金がないならバスで行けばいいじゃない!」とマリー・アントワネット方式を採用した言葉だ。
そうだ!その手があったか!(自作自演)
まぁここいらで切り替えて、当サイトでは過去に何度かバスについてご紹介してきた。
なんやかんやバスというのは「安い」というメリットが挙げられる。ということで今回はなんかここ最近は東日本に目を向けていたので、名古屋方面へ足を向けてみたいな。と思ったりした。
今回は東京駅近郊から発車するバスで調べてみることに。
静岡までのバスであれば2000円台だったが、名古屋方面には安いバスが存在するのかしら?ということで見ていくと、
あった・・・

JRと比べてみる
高くても5800円。驚きの数字である。とは言ってもその値段は東海道線と東海道新幹線と比べるとどれだけ安い値段なんだい?ということになる。なのでここいらでJRと比べてみることにしよう。
JR東海道線に乗り込んで西へひたすらに進んでいけば名古屋に到着するわけだが、この区間の運賃はというと6380円である。

更にこれに新幹線乗車となれば自由席利用だと4180円、指定席利用だと更に数百円が加算されることになる。
バスの料金が破格なような気がしてならない。また加えて、早売を利用すると更に割引の3700円である。

はぁ・・・バスの運転手不足が叫ばれる中でなぜこの値段でやっていけるのかしら・・・?とは思いつつも、今回はこの早割を使って名古屋まで行ってみよう。
ということで東京
泣く子も黙る大都会の中心・東京駅である。

ここ1年で何度目かもわからないという八重洲口である。時刻は朝の6時30分である。
東京駅の八重洲口の真ん前にはJRバスの「乗り場」が用意されている。以前にご紹介した東京→静岡まで向うバスも同じ乗り場から発車していた。
今回乗り込むバスについても同じ八重洲口からの発車だ。眼の前にはJRバスの待合所があったりと、幾らかは優遇されているんじゃねぇかなぁ・・・?という思いありけり。

バスは発車時刻10分前ほどに到着。大きな車体が自分の眼の前に現れた。

今回のバスはインターネット予約で購入した乗客はQRコード乗車票を見せることで乗車することが出来る。当日、東京駅のJRバス乗り場内にある券売機で購入した場合には鉄道と同様に乗車券が発券されるそうなので、そちらを運転手さんに見せる必要がある。
バスに乗り込むと車内は普段の高速バスよりもどこか高級感があった。木目調の床に、座席にはなんというか・・・そのいい感じのモケット。

ごめんよ・・・チェック柄なのかそれ以上に見合った表現がわからなくてさ・・・まぁとにかくいい感じの車内デザインとなっていた。

座席周りについて何か特筆することはあまりない。強いて言うならば充電ポートが用意されているが、USB-Type AなのでタイプCに完全移行した人は要注意である。
発車
バスは定刻通りに東京駅を発車。朝ラッシュ寸前の東京駅を脱出するが如く、次なる目的地へ進んでいく。

この日は3月31日。東京にはすでに桜前線がやってきていて、東京駅の真ん前にある八重洲ミッドタウンの近くや警察庁・国会議事堂前には大きく桜が咲いていた。

東京の真ん中でも桜って咲くのね・・・と至極当然のことを今更知ったり、なんか花見も何もしてないまま桜シーズンが終わっていっているな・・・と自分の社畜具合に辟易するのであった。

バスはJR中央線に沿うように走り、次なる目的地・新宿高速バスターミナル「バスタ新宿」を目指す。

中央線にはもう数え切れない程に乗車してきたが、始めて公道を通って新宿を目指しているな・・・と気付いた。

東京のことなんて知らない時のように、東京の真ん中にはモスバーガーもあるし、成城石井もあるんだなぁ。と車窓から眺める。

バスタ新宿
バスタ新宿へ到着。新宿駅前にあるバスターミナル。待合所に目を向けると多くの人が自分が乗り込むバスの到着を今か今かと待っていた。

自分が乗り込んでいたバスも例外ではない。新東名スーパーライナーがバス停に到着すると一気に人が群がって、運転手さんにQRコード乗車票を見せたり、荷物を預けたりと慌ただしい。

ここでは多くの人が乗り込んできた。東京駅では自分を含めて3人程度だったというのに、バスタ新宿では15人近くの人が乗り込んできて、車内の座席をキレイに埋めていった。

バスは新宿駅を発車。これまたほぼ定刻通り。というか、早く着きすぎてバス停の前で時間調整が行われたほどだ。バスだと遅れるイメージが自分にはあるが、侮ってはいけない。
足柄SA
バスはバンバカバンバカスピードを挙げていく。文字通り東名高速道路を使って進んでいく。途中でかなりスピードのあるトラックすらも簡単に追い抜いてしまった。

東京駅を発車して大体2時間が経過したであろうか?というところ。「足柄SAで休憩いたします」のアナウンス。
足柄SAは御殿場の近くにあるサービスエリアだ。メロンパンで有名な海老名SAを出発して次のサービスエリアとなる。
ここにはコンビニのファミリーマートやお土産屋さんのみならず、ロッテリアを絶滅させてしまったゼッテリアや吉野家まである。
正直バスじゃなければ、好きなものを購入してから出発したい気持ちだった。が、休憩時間は10分と明言されたため、ここでは黙ってファミマで食料品を調達することだけにとどめた。

足柄SAを出発すると朝から降っていた雨の影響か、見下ろして広がる町には靄がかかっていた。

なんかサイレントヒル見てぇだなぁ。と思ったりする。静岡だけに・・・すいませんね。

いやしかし、冗談抜きで見える景色は幻想的だった。ニコンのレンズが捉える景色はまるで天に登っていく生き物のように靄をくっきりと捉えていた。

これも鉄道だとそうはいかない。今回のバスじゃないとゆっくり見ることはできないのだ。
次なる休憩地へ。
と、カッコつけた文章を打ち込んでも当日は何をしていたのか?というと、ただひたすらにダウンロードしたNetflixのアニメやKindleで購入したマンガを読み耽ることばかりだった。
ちなみに足柄SAを出発した時点で、もしも東京駅で新幹線に乗っていたとしたらすでに名古屋駅に到着している。
まぁそんなことを考えるのは野暮ったいことだ。と思いつつ、本当に時間を金で買っている感覚が存在しているんだなと常々実感する。
そろそろ街中に蠢く靄に見飽きてきたころに、またもや休憩のアナウンス。遠州森町PAでの休憩ということだった。
静岡県の山間のような場所にあるパーキングエリア。ここにはデイリーヤマザキも用意されている。

さて、ここでクイズだ。どちらが自分が乗ってきたバスでしょう。

正解はこちらである。まぁ難しい。

状況をご説明しよう。遠州森町PAで休憩に突入し、お花を摘みに行ったりデイリーヤマザキで最後の追い打ちかの如くコカ・コーラを購入したりした後、いざ自分が乗ってきたバスへ戻ることに。するとどうだ。JRバスは2台並んでいた。
しかもどちらも名古屋駅行と来た。おいおい・・・見分けがつかねぇど・・・!?ただここは冷静に行きたいところだ。
まず、同じJRバスでもマークの色が異なっている。今回乗ってきたバスはJRバス関東が運営するバスである。色はJR東日本と同様に緑色。
対して危うく乗り間違えそうになったバスは「JR東海バス」が運営しているものだ。色はJR東海と同様にオレンジ色だ。
なので、色が違えば自分が乗ってきたバスを見分けられる。安心して利用しよう。
・・・・・・
そんなのマニアぐらいだろ!
というツッコミは当然にしてあるはずだ。まぁこれはねぇ・・・名古屋方面のバスというのはJRバスの中でも本数の多い路線で、どうしても先のバスが遅れたり、後のバスが快調にやってきたりすると、こうもバッティングしてしまうようだ。
停車した場所や余裕があればナンバーも確認したほうが自分のためにもなるやもしれぬが、そこまでしなければならないのも何だかおかしな話である。
名古屋駅へ
バスはいよいよ最終局地へ。
まだ見える町は代わり映えしない。と思っていると、

どんどんと工業感が出てきた。もうトヨタ様の足元までやってきたようだ。
もうここまで来たら後は名古屋駅へ滑り込むだけだ。
名古屋駅周辺の交通は未だによくわからないところが未だにある。ただ、このバスに乗っていると長閑な住宅街・・・と思っていれば急に片側三車線の道路が飛び出してきたり、立体交差が続くエリアがあったりと、無知な自分に見事なまでに名古屋の交通事情を見せつけてきた。バスってやはり町の流れをゆっくりと見ていられるので、勉強にもなる。というか、名古屋さんは勉強しろ!と言っているのかもしれない。

バスが名古屋駅前に差し掛かると終点のアナウンス。
日本語・英語に加えて中国語・韓国語も流れる。自分が外国人観光客だったらそのアナウンスは嬉しく思うだろうけど、実際に外国人観光客はどれだけ乗るのだろう?気になるところだ。

ということで、バスが到着。バスは数分の遅れで到着。運転手さんは遅れのお詫びをしていたが、いやいや数分の遅れで文句を言うやつはバスに乗ったらいけませんよ。謝る必要なんてこれっぽっちないと思うんだがねぇ。

3000円ちょっとの値段で東京→名古屋を移動したわけだが、色々と勉強になったなぁ・・・と思ったりする。
ここ最近は世界の事情によって、公共交通機関・特に飛行機やバスは燃料費の高騰によって経営の厳しさが生まれている。
そういうのを応援するという意味でも、新東名スーパーライナーを選択するというのは1つの手でもある気がする。とは言っても3000円ちょっとは安すぎるだろ!と未だに思うんだが。
