ミラーレスカメラで「撮って出し」を極めたいぜ・・・in豊洲・辰巳編

ミラーレスカメラで「撮って出し」を極めたいぜ・・・in豊洲・辰巳編

昨今の技術の進歩によって画像の編集というのは安易な物となった。

スマートフォンでパシャリと適当に撮影したものを、色味の調整であるとか光源量の調整であるとか。そんなことをしていると、プロカメラマンが撮った画像に少しだけ近づく事ができるのだ。

しかし、だ。昔の技術では画像編集というのは身近なものではなかったし、フィルム保存というのが当然の時代だった。それらを考えると、あまりにも「後で編集すればいいし〜」というのは技術に頼り過ぎじゃないかとも思うわけだ。

カメラで写真を撮るのであれば、一発勝負を極めたい

つまりは「撮って出し」を極めたい。というところから始まる記事である。

撮って出し=一発勝負

当サイトの記事には多量の画像を使用する。それはご覧になる皆さんがイメージしやすいように、文章ばかりにならないように「見やすさを追求するため」である。

そして、その画像達は画像編集ソフトの編集ツールを使用して、見やすいように調整もされている。

ただ、この画像編集によって生み出される画像が、自分で撮ったものよりも格段に良くなることが多い。その場で撮った画像が編集によって更に見やすく。良いことのように思える。ただ、

最近になってその結果がすごく悔しくなってきた。

昔のカメラはフィルムが主流。更には現代のような編集技術も普及していない。本来、カメラでの撮影はほぼ一発勝負なもの。

ただ、編集でキレイになった画像を見て自分は満足している。それはまずい。この状態が続けば撮影技術は向上せず、編集頼りのまま。

そのままではいけない・・・!折角Nikon Zfを買ったのに、それで良いのか!

そんな思いがあるところで、こんな文字を見つけた。

「撮って出し」である。

まず、「撮って出し」とはなんじゃい?という話である。Google大先生に聞いてみるとこんな回答を出してくれた。

カメラで撮影した画像を、撮影後に編集せずにそのまま写真として扱うこと

つまりは、カメラを構えてパシャリと撮った後、パソコンやスマホ上で一切編集せずにそのままの状態にする。ということである。

編集の手が加えられていないので、カメラの性能、更には撮影者の実力が如実に分かってしまう。暗くなったなぁ、と思えばそれまで。ブレたなぁ、と思えばそれまで。全て一発勝負ということだ。

カメラを買ったのなら、カメラを使いこなせなくてはいけない。自分を厳しい環境においてでも、技術を磨きたい。

ということで辰巳駅

東京ゲートブリッジで夕焼けを見た後、やってきたのは辰巳駅である。東京メトロ有楽町線の駅で周辺は倉庫街となっている。

辰巳駅から隣の駅である豊洲駅まで歩きながら夜景を撮っていこう、という流れだ。使用する機材は、以下の通り。

カメラ本体:Nikon Zf

レンズ:NIKKOR Z 40mm f/2 (SE)(レンズキット)

ニコンのフルサイズフォーマットミラーレスカメラ「Z f」の製品ページ。Make it iconicカメラ、レンズ、アクセサリーなどの製品特長、主な仕様、撮影サン…
www.nikon-image.com

基本的にここからお見せする画像は無編集状態「撮って出し」でお見せしていく

カメラについては初心者も初心者なので、用語とか全く理解していない・変な使い方をしている可能性も無きにしもあらずなのでご容赦願いたい。

ということで、ここで辰巳駅入口の前でパシャリ。

1/250,f/3.5,ISO 200

東京メトロのマークがマインクラフトのビーコンのように輝いている。明らかに調整ミスである。F値が3.5、ISO感度100の状態。数値を2に変更する。

1/10,f/2.0,ISO 100

暗ぇ。マークの背景にある暮れなずむ空も上手く捉えたかったが、難しい。

辰巳桜橋

辰巳駅の1番出口から歩いてすぐのところに辰巳桜橋がある。橋からは高層マンション群を一望できる。

ということでパシャリ。

3/5,f/3.5,ISO 100

日曜日の夕方ということもあって、マンションの部屋には灯りが。F値を3.5にしても意外と綺麗に撮れたなぁという感想ではある。ただ、シャッター速度について理解があれば、もう少し明るく撮れたのかなぁという反省。

今度は縦にして、中央にマンションを置く。

1/4,f/2.0,ISO 100

綺麗に撮れているように見えるかなぁ。ただ、やはり暗いかな。では、上記の画像をLightroomで編集するとどうなるか。

うん。明るい。全然、見やすい。確実に撮ることに意識がいってしまい、明るさをどうするか考えてもいなかった。

豊洲公園

場所を移して豊洲公園。近くには東京メトロ有楽町線・ゆりかもめの豊洲駅、ららぽーとTOKYO-BAYがある。

公園からは東京オリンピックで選手村として機能し、現在はマンション群となっている晴海フラッグの方面を見ることができる。

早速、1枚。撮影モードをマニュアルにし、シャッター速度を遅くする。そうすることで、光を取り込める。

1/2,f/2.0,ISO 100

撮った時には「結構いいぞ!」と思ったが、ズームしてみると少しばかりブレている。ヤケクソ気味にオートモードで撮ってみるが、

2.5,f/2.0,ISO 100

ブレブレである。

シャッター速度を下げると光を取り込めるが、手ブレしやすくなる。なら、シャッター速度を上げて手ブレを抑えるか。となれば、

1/10,f/2.0,ISO 200

暗くなる。もう、難しい!

手ブレを抑えるために三脚が必要だ。ただ、自分は持っていない。どうしたものか・・・と思っていると、近くにあった柵に気づく。早速カメラを固定させ、シャッター速度を6秒で撮ってみる。

6,f/2.8,ISO 100

うおおおおおおおおおお!個人的には意外と綺麗に撮れたでござるよ!(?)光線が飛び交っているのが、20世紀フォックスみてぇだ!

やはり、手ブレを抑える技術も必要なのは確かのようだ。

豊洲大橋も撮ってみる。橋脚部分から緑と紫色の照明。

1/2,f/2.0,ISO 100

橋の部分は綺麗に撮れた気がするが、周囲のマンションが黒く潰れているのが、どうも。

レインボーブリッジ

豊洲大橋の中腹からお台場方面に目を向けると、レインボーブリッジが見える。ということでパシャリ。

1/2,f/2.0,ISO 100

単焦点レンズのため、ズームが出来ない。遠くにあるレインボーブリッジをただ収めるだけの画になっている。カメラを極めればレンズも欲しくなると言うけれど、なにせお高い。この先、レンズについても考えていく必要がありそうだ。

豊洲大橋からは晴海フラッグ全体を撮ってみる。

1/2,f/2.0,ISO 100

では、この画像をLightroomで編集するとどうなるか。

うん。どうやったらこんな綺麗に撮れるんすか?

まだまだである。

カメラを買ってまだ2ヶ月程度。まだまだ、カメラを使いこなせていないし、良い写真と言えるものが少ない。アングルについても考えなくてはいけないし、で色々大変である。

ただ、この悪戦苦闘しながらも良い点を自分で見つける、成長過程を楽しむのもまたカメラの良いところなのかもしれない。

最後に勝どき駅付近の狭い路地をなんとなく撮った写真でお別れである。個人的には「良いじゃ~ん!」と思ったが、どうだろう。

1/2,f/2.0,ISO 100

あ、そうですか。別にそんなんでもないですか…